旭米発祥の地「京都・向日市」
明治後期 (1908年)、向日市物集女町の田んぼで当時広く栽培されていた稲の品種「日の出」と「神力」の間から強風の中で倒れず残っていた数株の稲を偶然、 農業を営む山本新次郎氏によって発見されたお米です。
山本氏は持ち帰った稲から種子を取り出し、翌年以降植え付けたところ、害虫や悪天候に強い新品種として注目を集め増産が進められました。

明治~大正期、西日本で一世風靡したお米「旭」
大正期に府の推奨品種と認可したこともあり、1936年には全国の作付け面積の18%を占めるまで広がったお米です。
しかし、昭和初期より旭米から品種改良行われ、コシヒカリ・ ササニシキ等、栽培しやすくおいしい新品種のお米が 誕生し、現在ではほとんど収穫されておりません。
しかし、昭和初期より旭米から品種改良行われ、コシヒカリ・ササニシキ等、栽培しやすくおいしい新品種のお米が誕生し、現在では地元でもほとんど栽培されず、市⺠の方にも認知されなくなりました。
また、旭米は京都府の推奨認証品種に認められておらず農家の方が栽培しても、うるち米としか取引されません。
京都府における水稲推奨品種
推奨品種とは、府の基幹となる主要農作物の品種として府が育成した品種、生産振興を図る必要が高い品種及び種子の流通が府内に限られるなど府の独自性が強い品種の事です。
当店では「旭米」を京都府の推奨品種米の認可してもらうため、さまざまなPR活動を行なっております。


クラフトビール「新次郎」を中核に据えた販路開拓・販売活動
向日市に小規模醸造(マイクロブルワリー)設立
2019年3月、向日市で「旭米」を栽培を続けておられる農家さんと出会い、「旭米」を150kg分けて頂きました。当店では、「旭米」を活かして、何か出来ないかと考え、旭米を副原料に使用したクラフトビールの醸造を企画。
10カ所以上の醸造所と相談した中、和歌山ブルワリーさんとご縁を頂き、2019年10月『新次郎』と銘打って醸造出荷。


旭米で醸造された清酒
現在でも旭米を栽培し、醸された清酒があります。
当店では、旭米で醸造された清酒を販売しております。
地元祭典に出店
「旭米」をもっと知ってもらいたく、地元イベントや物産展に出展。
クラフトビール以外にも濁酒(どぶろく)・米粉・ポン菓子等も製造販売し活動を続けております。




