旭米発祥の地「京都・向日市」

明治後期 (1908年)、向日市物集女町の田んぼで当時広く栽培されていた稲の品種「日の出」と「神力」の間から強風の中で倒れず残っていた数株の稲を偶然、 農業を営む山本新次郎氏によって発見されたお米です。
山本氏は持ち帰った稲から種子を取り出し、翌年以降植え付けたところ、害虫や悪天候に強い新品種として注目を集め増産が進められました。 

明治~大正期、西日本で一世風靡したお米「旭」 

大正期に府の推奨品種と認可したこともあり、1936年には全国の作付け面積の18%を占めるまで広がったお米です。
しかし、昭和初期より旭米から品種改良行われ、コシヒカリ・ ササニシキ等、栽培しやすくおいしい新品種のお米が 誕生し、現在ではほとんど収穫されておりません。
 
しかし、昭和初期より旭米から品種改良行われ、コシヒカリ・ササニシキ等、栽培しやすくおいしい新品種のお米が誕生し、現在では地元でもほとんど栽培されず、市⺠の方にも認知されなくなりました。
また、旭米は京都府の推奨認証品種に認められておらず農家の方が栽培しても、うるち米としか取引されません。